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昨年6月が同25.9%増と高い伸びだったため、広報担当者は今回の減少を「昨年のブーム的な伸びの反動が出た」と説明している。同社は低価格メニューが女性や家族連れなどにも受け、外食産業全体の伸び悩みをよそに、10年3月期累計での既存店売上高が前年同期比18.5%増と大きく伸びていた。
(「『
餃子の王将』、6月売上高が前年割れ 35カ月ぶり」asahi.com、2010年7月12日)
今日、ネットサーフィンをしている時に見つけた記事です。
「餃子の王将」は、北海道に進出していないので、道民にはなじみがないです。道民に「餃子のお店といえばどこ?」と聞いたら、おそらく口をそろえて「みよしの」と答えるでしょうね。
ですが、大東隆行社長による「大盤振る舞い」が印象的で、覚えている方もいるのではないでしょうか。
今回のニュースは、なんとなくですが
「35ヶ月ぶりに、既存店の売り上げが前年同月を下回った」=「ブームが過ぎた!」
ということを伝えたいのかなって思ってしまうんですが。
そもそも、餃子の王将ブームを生み出したのは、マスコミあなたたちでしょう。
その根拠として、王将フードサービスが発表している「平成22年6月 月次売上高等について」を以下に引用しておきます。
「当社の既存店伸び率は、平成18年3月期より平成22年3月期迄、5期連続100%以上の堅実な成長を遂げてまいりましたが、前期(平成22年3月期)は、頻繁にマスメディアに取り上げられたことが追い風となり、全国的に注目された結果、既存店実績は年間で18.5%の驚異的な伸び率となり、とりわけ昨年6月は、前年同月比125.9%と過去最高の伸び率となりました。
さすがに、本年6月は一年が経過し、前年のブーム的な伸びも落ち着きを取り戻した結果、4.1%のマイナスに留まったものと考えられます。(以下省略)」
以上のように、王将フードサービスも「マスメディアによる一過性のブーム」というように伝えています。それは、以下のグラフでもよくわかります。
これを見ると、改めて、マスコミの影響力の凄さに感服いたします。(笑)
ここで、マスコミに取り上げられる前の王将フードサービスの売上高等のグラフを見てもらいたいので、以下に載せました。
ここで注目していただきたいのが、「当期純利益」の部分です。
平成17年度から平成21年度まで確実に利益を出してきているのがわかると思います。
そのため、もし、マスコミに取り上げられなかったとしても、成長ができたと思います。
はじめのほうでも書きましたが、北海道にはまだ餃子の王将が上陸していません。おそらく、「みよしの」との間での競争になると思いますが、うまく「みよしの」の牙城を崩すことができれば、餃子の王将は、まだまだ成長できるのではないでしょうか?
ちなみに、北海道の餃子消費量は「1483円」で45位、餃子の王将発祥の京都は「2446円」で7位・・・。
北海道上陸は厳しいかなぁ。
【参考資料】
王将フードサービス公式ホームページ
社会実情データ図録
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7750.html
【注意】
私は、今年の3月6日に京都の餃子の王将へ行ってきました。また、私の家庭で食卓に並べられる餃子は100%「みよしの」の餃子です。
ただ、本州出身の私はそこ知らないんだなこれが
つまり、本州でもまだ北の方にでて来てないか最近出て来てるかもだから、北海道上陸はまだまだ先な気もする
ちなみに、みよしのも餃子の王将も餃子1皿200円なので、餃子での価格競争は起こらないと思います。そのことを考慮すれば、古くから北海道にあるみよしのの方が有利かもしれませんね。
餃子の王将は、現在、宮城県まで北上しています。もし、全国制覇を目指すなら、東北の他県より先に北海道に進出することが考えられます。
これは、戦略上のことなので、企業ごとに変わると思われますが・・・(汗
外食店の選択肢が増えることは歓迎すべきことですが、たしかに、地元の外食店がなくなってしまうのは寂しいですね。